0人が本棚に入れています
本棚に追加
「うぅあぁ~あっ!!」
ジャルザーが叫び、あたり一面に光が炸裂した。
そして、ジャルザーを取り巻いていた触手が弾け飛んだのだった。
「ぐっ…げ…!そんな馬鹿な!!?俺様の触手は、鋼鉄の一万倍だぞっ!?」
まさか自分の触手が引きちぎられるとは思っていなかった宇宙獣は、一瞬ではあるが隙を見せた。
そして、その隙をジャルザーが見逃すはずはなかった。
暗闇に包まれた路地が、真昼のように明るくなった。
ジャルザーの怒りの拳が太陽のように輝いて周りを光らせていたのだった。
「お前は燃えてきえろ!!!」
ジャルザーの叫びと共に、怒りの拳が宇宙獣を跡形もなく消し去った。
最初のコメントを投稿しよう!