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一瞬赤い光が目にあたった気がした…
いや…絶対あたった!!
まるで視界に入る全ての物が真っ赤に染まってしまったような… そんな光だった…
皆は気付いていないのか… それとも見えなかったのか… 特になんの反応もしていない
(俺だけ????)
俺は、恐る恐る小さい声で皆に聞いてみた
俺
「今一瞬赤い光見えたよね!?」
あや
「やめてよ!!」
俺
「いや、本当!!」
泉
「嘘だよね!?嘘だよね!?」
光一
「気のせいじゃね??」
この時、動揺している皆を見て、言わない方が良かったかなと思った
泉が心配そうな顔で俺を見ているから、「気のせいだったわぁ」と言い、そっと頭を撫でてあげる
俺自身、気のせいであって欲しかったが、ハッキリと見てしまったんだ…
その事を言い切れずにいた…
そして言い切ればよかったと、後になって深く思わされる事となる…
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