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真夜中、眠れなくて、本を読む。
すでに暗闇になれた目に、蛍光灯の光は痛く、ランプの明かりだけで、読む。
結局、明け方まで眠れず、菊池寛の「俊寛」を読了。
島流しにあった僧侶の話。
最初は島から脱出したいと願う僧侶が、やがて島に幸福を見出していく、その過程が描かれている。
たとえ逆境でも、そのとき、そのときの捉え方で、幸福にも不幸にもなる。
過去も未来もない、あるのは現在だけ。
心のありようを問われる、作品でした。
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