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「誰か居らぬか」
村を訪れた法明は、この村の異様な雰囲気を察知していた。が、一軒一軒、民家を訪ねてみることにした。
ある一軒の家を訪れた法明が目にしたものは、若い娘を犯そうとしている3人の野武士たちの姿であった。
「何をしている。やめろ」
法明は、野武士たちを払い除けた。
「くそー。何しやがる。殺してやる」と、野武士の一人が法明に斬りかかった。
法明は攻撃を避けようとしたが、足が縺れて、倒れこんでしまい、地面に後頭部を討って気を失った。
「大したことねえ奴だぜ」
野武士たちは、次々と着ていた鎧や衣を脱ぎ捨て、裸になると、泣き叫ぶ娘の着物も剥ぎ取り、白く美しい柔肌を荒れた手で触りまくり、涎の垂れた汚い口で小振りの乳房にむしゃぶりついた。
そして、両脚を無理やり抉じ開け、自らの男根を娘の秘部に押し込んだ。
「きゃー」
娘の秘部からは真っ赤な鮮血が飛び散り、放心状態のまま、野武士たちに犯された。
しばらくして、気を取り戻した法明は、哀れな姿と化した娘に近寄ると、
「しっかりしろ、しっかりしろ」と、何度も、意識のない小娘を抱きかかえては揺さぶった。しかし、娘は死んでいた。
「何ということだ。これも拙者が未熟なせいだからなのか…」
法明は、娘の亡骸を床の上に寝かすと、外へ飛び出し、叫んだ。
「野武士ども!どこにいる。出て来い!!」
法明は、一軒一軒、捜し回るが、すでに野武士の姿はなく、彼らに犯され、死んでいった女や娘たち、手足を食いちぎられた赤ん坊たちの屍、そして、家族を守るために野武士に挑み、死んでいった男たちの斬殺死体が転がっていた。
「くそー。妖怪より酷いことをする奴らだ」
法明は、更に自分の無力さに落胆した。
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