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「…ま、…お嬢様、…李々子お嬢様!」
この家の執事、神原昴の声が響く。
この家の主、お嬢様の御国李々子を起こしているのだ。
「…ん-…」
まだ起きない。
「…お嬢様!
フ- …しかたありませんね…」
パチンッ!!
「痛いッ!」
ガバッ!
「なんなのよ!昴!!
今日はもう春休みよ~;;
もうちょっと寝かせて…」
昴のデコピンにより
一度はベッドから起き上がったものの、
また眠りに落ちようとする李々子。
「お嬢様…お客様がいらしています」
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