†中田美月の相談①†

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「…ま、…お嬢様、…李々子お嬢様!」 この家の執事、神原昴の声が響く。 この家の主、お嬢様の御国李々子を起こしているのだ。 「…ん-…」 まだ起きない。 「…お嬢様! フ- …しかたありませんね…」 パチンッ!! 「痛いッ!」 ガバッ! 「なんなのよ!昴!! 今日はもう春休みよ~;; もうちょっと寝かせて…」 昴のデコピンにより 一度はベッドから起き上がったものの、 また眠りに落ちようとする李々子。 「お嬢様…お客様がいらしています」
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