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「…客?誰よ-?」
李々子はようやく、ベッドから下りた。
そのまま洗面所へ向かう。
洗面所といっても、李々子の自室についている。
ちなみに、トイレもキッチンもバスルームもある。
昴は李々子の着替えを用意している。
「ふぅ-、さっぱり!
で、客って誰?」
顔を洗った李々子が出てきた。
「中田美月様です。
ずいぶんお待たせしていますよ。お急ぎ下さい。」
「美月?なんの用だろ?
…って、昴?私、着替えるんだけど…?」
「はい。早くお着替え下さい。」
昴はドアの側に立っている。
「何回言ったら分かるかな-…
ッ早く出てってよ!///」
李々子は昴にクッションを投げつけた。
昴はそれをヒョイっとよけて、
「クスッ…昔は風呂まで一緒でしたた」
「…いつの話よ…」
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