†中田美月の相談①†

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「…客?誰よ-?」 李々子はようやく、ベッドから下りた。 そのまま洗面所へ向かう。 洗面所といっても、李々子の自室についている。 ちなみに、トイレもキッチンもバスルームもある。 昴は李々子の着替えを用意している。 「ふぅ-、さっぱり! で、客って誰?」 顔を洗った李々子が出てきた。 「中田美月様です。 ずいぶんお待たせしていますよ。お急ぎ下さい。」 「美月?なんの用だろ? …って、昴?私、着替えるんだけど…?」 「はい。早くお着替え下さい。」 昴はドアの側に立っている。 「何回言ったら分かるかな-… ッ早く出てってよ!///」 李々子は昴にクッションを投げつけた。 昴はそれをヒョイっとよけて、 「クスッ…昔は風呂まで一緒でしたた」 「…いつの話よ…」
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