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やっと昴を追い出して、李々子は着替えた。
昴が用意してくれていたのは
グレーのワンピースとレギンス、白いカーディガンだったので早く着替え終わった。
「お待たせ。」
廊下で待っていた昴に声をかけた。
「中田様は客間でお待ちです。」
「はい、はい」
ガチャ
「李々子せんぱ~い!」
客間のドアを開けたとたん
美月が抱き着いてきた。
「コホンッ…美月…私はこっち」
「え?」
ドアを開けたのは昴で
美月が抱き着いたのも昴だった。
「キャアー!ごめんなさい!!」
美月は大声で叫んだ。
「いえ、こちらこそ失礼いたしました。中田様。」
昴は爽やかな笑顔で言った。
「か…かっこいい~///」
美月は昴にみとれている。
「で?美月!なんの用かしら?」
ソファーに足を組んで座っている李々子が言った。
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