†中田美月の相談①†

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「あ!李々子せんぱ「もういいから」 李々子にあしらわれ、美月はがっかりしながら、ソファーに座った。 「中田様、紅茶を入れ直します。アールグレイでよろしいですか?」 「はい…///」 やっぱり美月は昴にみとれてしまっていた。 「かしこまりました。お嬢様はコーヒーでよろしいですか?」 「ええ。いいわ。 で、美月、今日はどうしたの?」 「…あ!そうでした! お久しぶりです。李々子先輩。ご無沙汰してました。」 昴にみとれていた美月は、我に返った。 「お久しぶりね、美月。 高校の卒業式以来かしら? お元気だった?」 美月は李々子の高校時代の後輩である。 県内でも有名なお嬢様学校のため周りもお嬢様ばかりだった。 だから、自然と丁寧な言葉遣いになっていた。 2人とも合唱部だった。
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