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「あ!李々子せんぱ「もういいから」
李々子にあしらわれ、美月はがっかりしながら、ソファーに座った。
「中田様、紅茶を入れ直します。アールグレイでよろしいですか?」
「はい…///」
やっぱり美月は昴にみとれてしまっていた。
「かしこまりました。お嬢様はコーヒーでよろしいですか?」
「ええ。いいわ。
で、美月、今日はどうしたの?」
「…あ!そうでした!
お久しぶりです。李々子先輩。ご無沙汰してました。」
昴にみとれていた美月は、我に返った。
「お久しぶりね、美月。
高校の卒業式以来かしら?
お元気だった?」
美月は李々子の高校時代の後輩である。
県内でも有名なお嬢様学校のため周りもお嬢様ばかりだった。
だから、自然と丁寧な言葉遣いになっていた。
2人とも合唱部だった。
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