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【市原京一の視点】
※テルコから京一に視点がかわります
俺は部活を終えると、街の中心部にあるマンションへ向かった。
俺はエレベーターに乗り、目的の階のボタンを押す。
エレベーターは静かに上昇し、すぐに最上階へ到着した。俺はエレベーターからおり、そこから見える夜景をしばし眺める。
街は灯りにキラキラと輝いていた
(これが、理佳さんの望んだものか・・・)
(まあ、踏むこと以外に目的があるのは・・・悪いことじゃない)
(でも・・・どれだけ荒稼ぎすれば、こんなとこに住めるんだ?)
俺は夜景から、この階に二つしかないドア、そのうちの一つに目を向ける。
同じ街に住む裾踏姫、滝沢理佳の部屋だ。
俺はドアに近づき、ドアノブに手をかける。
階下で連絡済みのため、錠は外されているはずだ。
カチャ
やはり錠はかかっておらず、すんなりとドアは開いた。
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