引っ張りの刑

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椅子を使って体を引き伸ばす ドイツでは、罪人の両手足をラックの両脇の枠木にひもで縛り付けて、引き伸ばし責めを行った 引き伸ばすにつれ、ひもが両手足に食い込み、肉にめり込んだうえ血しぶきが舞った ドイツでは、その他に「ドイツ式椅子」とものもあった 背もたれが可動式になっている椅子で、この椅子に罪人を縛り付けて徐々に背もたれを倒していくのである 罪人の体はしだいに引き伸ばされ、首と背骨に激しい圧力がかけられ、罪人は窒息状態に陥り、やがては失神してしまう 最後には脊椎骨が折れ生き延びたとしても満足な生活を送れるわけはなかった。
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