■ヴィルオーネの奴隷・ストーリー編

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まず、頭の中でイメージを反芻して、物語の大体像を固めます。 忘れたくない事柄や思いついたセリフはメモをとることが多いです。 で、紙に書き出す時は、まず起承転結に事象を分けて考え、大体4分割に。 結は少なめです。 歴史、文化、経済、思想……世界観を全部決めてから、プロットスタート。 で、まず最初に書いていくのは、起の部分です。 結から話を作る人は多いですが、あらかじめ頭の中に全貌があるのでさして気にしませんよ(^^) 自分は順番派です😏 基本的に、最初ですべてが決まると思うんですよ🍀 読者に疑問を与えたり、インパクトを与えることで引きずりこむ工夫をしなければいけないのが大変です😣 あと、布石をばれないように置くのも大切だと考えています。 一番必要なのは問題提起。 その漫画に決めた一貫したテーマの問いを出します。 で、承の部分は小さなエピソードであっても、それが登場人物の心理に何を影響させるか、という大切な役割があります。 ていうか、全部の事象が意味をもつように作ります。 意味がないエピソードは必要ないですからね。 いくら書きたいシーンがあったとしても、心を鬼にしてカットします😢 で、結の部分。 ここはめちゃ劇濃ゆになります。 カルピスを原液で飲むくらい濃ゆいです(←イミフ) どんでん返し、見せたいシーン、セリフ、戦闘。 面白いものはすべてここです。 読者についてこさせられるかがミソですね😏 くどくならないよう、アッサリ、スピード感たっぷりにすることが多いです。 最後、結で一番気をつけているのは、最初に問題提起したテーマの答えを主人公が見つけるということ。 これだけははずせません✨ 主人公が何も変わらない、何もしない。 それは、読者にとって読む価値がないということ😌 感想が「で、だからどうなの?」じゃそれは作品を読んでも意味がなかったってことですよね。 読者も、その漫画を読みながら、主人公とともに成長していくのですから、彼らにも答えを提示しなければなりません。 考えもしなかったことを知ることで、それが初めて感動に変わるので、わかりきったことや変化しないものを書かない、ように気をつけています。
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