落ちこぼれ

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「じゃあ、また明日。学校で。」 そう言ってアルフレッドは、自分の家に帰って行った。     何時見てもアルフレッドの家はでかい。一体何坪あるのか検討がつかない。     流石は名門貴族のマーギス家だけのことはある。   この世界には、まだ王が居て、貴族が居てる。 けれども、貴族の子供も普通の家庭に生まれた子供と同じ学校に通う。 王族、貴族と言ってもほとんど一般市民と変わりはない。 シキ・バーラムも例外ではない。 しかしながら、アルフレッドの様に一般市民と仲良くする貴族は少なく、大半はシキの様に見下した言い方をする。   「でか過ぎだよな。ホントに。何時までたっても慣れないよ。」   そう呟き、クロスも家に帰った。
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