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授業開始の合図が学校中に響きわたる。
それとほぼ同時に担任のロールが教室に入って来た。
「今日の午前中は課題の発表会だ。午後からは、自分専用の武器を魔力で精製してもらうからな。」
クラスが騒つき始めた。
「俺の魔具ってどんなのになるかな?」
「やっとか。早くやりたいぜ。」
そんな期待がいっぱいの会話があちこちから聞こえてくる。
それもそのはず。
魔法学校の二年生になったときに初めて武器を作ることが許されているのだ。
皆、かなり我慢をしてきたのだから喜ばない方がおかしい。
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