落ちこぼれ

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必要なコトを連絡し終えたロールは 「今日は終わり。明日も遅刻するなよ。」 こう言葉を発し教室から出ようとする。     授業が終わった為みんなは帰る支度をしだした。   「忘れてた。明日、休み中の課題を見せてもらうからな。」 教室を出ようとしたロールはあわててこう付け足し教室を後にした。   「お前出来た?」 「んー、多分。」 みんな至るところで課題について話している。 課題とは自分でオリジナルの魔法を考えてくるというものであった。 盛り上がっているクラスの中暗い顔をしている人物がいた。 クロスである。   「ヤバイ。完全に忘れてた。」   「大丈夫だって。君の場合休み中ずっと考えても無理だって。基礎魔法もまともにも使えない、落ちこぼれ君。」 貴族で高飛車な性格のシキがクロスに絡む。   「おい、いくらお前がバーラム家の者でもいい加減にしないと怒るぞ!」 「アルフレッド君か。君にはかなわないね。明日楽しみにしてるよ。落ちこぼれ君。」   ハッハッハーと笑いながら、クロスに絡んだシキ・バーラムは帰っていった。 「クロス!お前も何か言い返せよ!悔しくないのか!?」 「全部ほんとのことだし。言い返せないって。」 「クロス、ほんとに何も考えてないのか?だったら、一緒に考えてやるよ。」 「マジ!?じゃあ、よろしく。」 クロスは若干起こっているアルフレッドの申し出をなんのためらいもなく受け入れた。
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