落ちこぼれ

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一緒に考えてくれるというので、クロスはアルフレッドとある森に来ていた。 この森は学校の敷地内にあり、生徒が魔法の練習の為に良く訪れる。     「さっ、ベースの属性は何にする?得意な属性がやり易いと思うけど。」 「残念だな、アル。俺に得意な属性なんてあるわけないだろ。落ちこぼれだぜ。」 「じゃあ、どうするつもりだよ。明日だぞ。」 堂々と言うクロスに若干呆れながらアルフレッドは問い返した。 また、クロスが悪びれる様子もなく堂々と 「考えてくれるって言ったじゃん。それがアルの仕事だろ。」 と言い放つ。   アルフレッドは半分諦めたのか 「俺2つ考えてだから、一つ教えてやるよ。簡単だし。」 こう言った。 「良く見とけよ。フレイ!」 そうアルフレッドが叫ぶと火の玉が2つに分かれて前方に飛んでいった。   「んー、俺にできる?」 クロスは自信がないようだ。   「大丈夫だって!すぐできるようになるから。」     そう言って練習に入った。
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