44人が本棚に入れています
本棚に追加
一緒に考えてくれるというので、クロスはアルフレッドとある森に来ていた。
この森は学校の敷地内にあり、生徒が魔法の練習の為に良く訪れる。
「さっ、ベースの属性は何にする?得意な属性がやり易いと思うけど。」
「残念だな、アル。俺に得意な属性なんてあるわけないだろ。落ちこぼれだぜ。」
「じゃあ、どうするつもりだよ。明日だぞ。」
堂々と言うクロスに若干呆れながらアルフレッドは問い返した。
また、クロスが悪びれる様子もなく堂々と
「考えてくれるって言ったじゃん。それがアルの仕事だろ。」
と言い放つ。
アルフレッドは半分諦めたのか
「俺2つ考えてだから、一つ教えてやるよ。簡単だし。」
こう言った。
「良く見とけよ。フレイ!」
そうアルフレッドが叫ぶと火の玉が2つに分かれて前方に飛んでいった。
「んー、俺にできる?」
クロスは自信がないようだ。
「大丈夫だって!すぐできるようになるから。」
そう言って練習に入った。
最初のコメントを投稿しよう!