～黒帝～

第一章

総長の部屋

コンコン

総長「誰だ？」

ジーク「黒帝と炎帝です」

総長「おぉ君達か、入っていいよ」

ガチャ

ジーク「失礼しま……」

ジークは扉を開けた状態で固まった

ﾊﾞｰﾆｬ「？どうしたのジー……ク…」

同じ用に部屋の中を覗いたバーニャも固まってしまった

中の様子はというと……部屋の窓際にある大きな机の上一面に、書類が積まれており、総長が物凄いスピードでハンコを押している

総長「今ちょっと手が離せないんだ、一段落つくまで待ってて」

ジーク「それは別にいいけど……何でそんなに溜まってんだ？一昨日手伝ってやったろ？」

ﾊﾞｰﾆｬ「そうなの～？」

総長「うーん、そうなんだけどさー、昨日サボったらかなり溜まっちゃって…」

書類で見えないが、見えたなら絶対に苦笑いをしているだろう総長の顔が目に浮かぶ

総長は一見30代後半で、出来るような顔をしているのに、実際はとてもいい加減な人なのだ

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