～黒帝～

第ニ章

ジーク宅

ガチャッ

ジーク「ただいま～」

女「お兄ちゃんお帰りー！とうっ！」

ジークがドアを開け、玄関に上がると、黒い髪をなびかせ、物凄い勢いで人が突っ込んで来た

ジーク「んどぅばっ！！」

それを堪えきれず、悲鳴にならない悲鳴をあげ、仰向けに倒れる

ジーク「ぐ…メ、メイ、突っ込んで来るなと何度言ったらわかる…」

そう、突っ込んで来たのはジークの妹、メイ＝アルバードである

メイ「えへへ、ごめんねー？」

全く反省の色を見せずに笑顔で答えた

ジーク「とりあえずどいてくれ、母さんのとこ行くぞ」

はーい、と言ってジークの上から退いてリビングへと走って行く

ジークもそれに続きリビングへと入っていった

女「あらジーク、お帰りなさい」

今話したのはジークの母、ソフィア＝アルバード

年齢は子供達にも教えていないためわからないが、見た感じ30前半でとても綺麗な人である

ジーク「ただいま母さん」

ｿﾌｨｱ「ご飯もうすぐ出来るから待ってて」

ジーク「へーい」

と、返事をして、すでにイスに座っているメイの横に腰を下ろした

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