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「ヒー ヒー ヒー」
「ついに……ついに貴様1人になったな」
呼吸を荒くする血塗れの敵と向かい合う1人の男性。
「アナタ!早くっ!早く殺して」
「お父ちゃん!」
その様子を見守る女性と少年。
敵を除く3人は
家族と捉える事が出来る。
その母親と子供が
父親に注目する。
「どうやらここまでみたいだな」
そう呟くと父親は
ゆっくりと敵に近付く。
「ヒー ヒー ヒー チッ、チキショー!」
敵はかなり動揺している様だ……
無理もない。
何万人もいた部下達が
この家族3人の手により
全滅させられたのだから。
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