幼児期

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息子は気管支が弱く、保育園からの呼び出しはしょっちゅうありました。喘息のため、小児科にかかり、熱が出れば毎日点滴をするため病院にかかりきりになりました。注射の針は腕に残して毎日点滴をした日もあります。おねしょは治ってなかったので、おもらしもしょっちゅうでした。   治っては喘息をおこすの繰り返し。そのたびに仕事は休まなくてはならなく、生活はとても苦しいものでした。息子はまだ三歳。 『お母たん、仕事してきていいよ。ぼく、寝てるから。』涙がでました。 こんな思いは息子にさせてはいけないと思いました。『仕事より、お母さんはあんたのほうが大事だから、いいんだよ。咳が出たらゲーゲーすることあるんだから、咳がでてないときに大好きなヨーグルト、一緒に食べようか?』 私がそう言うと、うんとうなずいて甘いヨーグルトを食べました。
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