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富男ゎしょんぼりと家に帰った。
部屋に行く途中、母親のカツヨがおやつに、パンの耳を持っていくように言ったが断った。
狭い部屋に体育座りになり、くつろぐ…
ふいに、さっきの質屋での出来事を思い出し、悔しくなり、枕を殴りまくった。
ボスッボスッ！
殴るたびに舞うホコリ。
さらにイライラがつのる富男…
チャラチャッチャッチャラッチャアー
チャラチャッチャッチャラッチャアー
チャラチャアー
チャララチャッチャッチャラッチャアァー
不可解な男性の歌声が部屋に響く…
「枕の逆襲か！？」
富男が枕相手にかまえる。
音ゎ枕でゎなく自分のジャージのポケットからなっていた。
ポケットの中をまさぐる。
中からゎ、後でまた噛もうと思って保存しておいた、噛みかけのガム、まだ一度しか使っていないティッシュ…
そして、さっきの携帯が出てきた。
用心しながら、携帯を開く…
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