第一章

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まだ 若そうなのに…… 目はもう生きた感じがしてない冷たい目をして 服も髪も乱れて ヒゲも生えてる 私はその男性に近寄っていった… 優「ねぇ…。あなた私の家に来る?」 男はいきなりのことで少し驚いてはいたが すぐに 「ああ…。」 という 答えが返ってきた 男性の顔をよく見ると 殴られた跡など傷が多数付いていた 優「……じゃあ ついてきて…」 優衣はその男性に一言言うと その場から歩き出した… 「…なぁ。手ぇ貸して」 後ろからそんな声が聞こえたが 振り返りもせず 優「嫌」 と 一言つぶやいて アパートへ向かった かすかに 後ろから付いて来る足音を聞きながら
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