お見合い

7/7
前へ
/41ページ
次へ
 「二つ目は、私の通う学校にくる時は連絡してください。校門に来るのは絶対に止めてください。」    怜斗の行動に疑問を抱きながら、二つ目を眉間にシワを寄せながら言った。    「…?なぜ校門に行ってはいけない?」    「目立つからです。」    「…。」    「一応、私の条件は…今のところそれだけです。 そちらはなにかありますか?」    ふぅ~と一息つくと砂衣は怜斗を見た。    「今のところ…ね。」    怜斗は小さく呟くとにっこり笑った。    「わかりました。条件、飲みましょう。 私の方は…怜斗と呼んでください。」    「…ありがとうごさいます。 怜斗さん、よろしくね。」      こうして砂衣と怜斗は付き合うことになった。        お互い携帯の番号とアドレスを交換して、砂衣は怜斗に送ってもらった。     .
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

694人が本棚に入れています
本棚に追加