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あの有り得ない数の着信とメールで体調が悪くなってしまい寝込んでしまった。一日二日は部屋から出れなくなり結局一週間も学校を休んでしまった。
携帯は見ないということを涼子を介して友達に伝えてもらった為、みんなファクスでお見舞いをくれた。
何度も何度もみんなからのファクスを読み、励ましやら心配の言葉を貰った。
そのお陰で回復し、みんなにお礼の電話をしまくった。
それでもまだ、携帯を触るのは怖い。また増えていたらどうしよう。
みんなと連絡が出来ないと困るから開けなきゃいけないのはわかるけど。引き出しから出せれない。
「何のために私がいるの？」
――私が開けるよ。――
涼子がそう言ってくれた。
私の携帯だから、私の目の前で見るからって。
正論。でも、怖い。
昨日そう言われ。心の準備があるから今日にした。
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