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『ヒカリ』
どこへ向かっているのか
誰と会おうとしているのか
僕を照らし続けるヒカリは
どこから射し込んでいるのか
.
歩きさまようことに疲れそうになっても
必ず僕を照らすこのヒカリ
そのあたたかさに何度救われただろう
その輝きに何度励まされただろう
.
しかし僕は
そのヒカリをいつの日からか
当たり前の存在に感じ
少しずつ弱りゆくその輝きに
気付くこともできないまま
ただただ歩き続けていた
.
たとえ街の明かりが全て無くなっても
僕の心に灯り続ける小さなヒカリ
そのぬくもりに何度救われただろう
その煌めきに何度勇気づけられただろう
.
しかし僕は
そのヒカリをいつの日からか
当たり前の存在に感じ
少しずつ弱りゆくその輝きに
気付くこともできないまま
ただただ歩き続けていた
.
たとえ僕が
迷い自分を見失っても
歩むべき道を照らし続けてくれた
そのヒカリに何度救われただろう
そのヒカリに何度励まされただろう
.
そして僕は
そのヒカリをいつの日からか
僕のすぐとなりに感じ
弱りきってしまったその輝きを
少しでも癒してあげようと
ただただ君を抱きしめた
.
どこへ向かっていたのか
誰に会おうとしていたのか
僕を照らし続けたヒカリは
いつも君だった
そう、
これからは僕が君のヒカリになる
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