『さくらknock』

1/1
前へ
/35ページ
次へ

『さくらknock』

ふわりふわり舞う桜が そっと君の背中を押した そして君は新しい道を 力強く歩き出しただけ 狭い部屋から飛び出して 自由に 君が思うままに . 3月3日のBirthdayに 桜の木の下で会いましょうと 約束したね 嬉しかった 君が昇った空へ僕は歌おう 別れの言葉じゃなくて 君が大好きだった 桜の歌を . これからきっと美しく咲く桜 その花びらを一枚拾って 君の名前書いて大切に持っていよう だから君は僕の中にずっと 生き続けるよこの桜とともに . 大好きな桜を見るまえに 君は旅立ってしまった 一緒にいた時間の長さや メールの数なんて関係なかった ただ本当に何となくだけど 心から悲しかったんだ . 3月3日のBirthdayに きっと緊張したろうけど おめでとうを言いたかった 君が昇った空へ僕は歌おう ありったけの想いを込めて 君が大好きだった桜の歌を . 自分に自信の無かった君だけど 誰からも愛される桜になった 君の願いが神さまに伝わったんだ だから君はこの世界にきっと 幸せを呼ぶよこの桜とともに . これからきっと美しく咲く桜 その花を見るたびに僕は いつでも君に会うことができるんだ だから僕はもう泣かないよ 君と友達になれてよかった . ふわりふわり舞う桜が そっと僕の背中を押す…
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

46人が本棚に入れています
本棚に追加