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オレが朝弱いのは何時ものことで、それは高校生になろうと同じな訳で、記念すべき高校の入学式の日だというのに全力疾走しなきゃならないのは側にいないアイツのせいだ。 いつも起こしてくれる育ての親でもある白石の叔父は早朝会議とやらでオレが起きた時には既に家を出た後だった。 「初日に遅刻なんざ洒落にもならねぇ…」 ぼそり呟くと鞄を抱え直して速度をあげた。
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