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昼になり、亮司は真人と一緒に学食へ向かった。 実は結構モテる二人。 並ぶとよく絵になっていた。 「二人一緒だぁ。かっこいい」 「キャー、かっこいい」 そんな周りの声をウザいと思いつつ、亮司は眉間にしわを寄せながら歩き続けた。 「あれ?」 真人が急に立ち止まり、何かを拾い上げた。 「なんだそれ?」 「薬…」 見ると、亮司の通っている病院で出された薬だった。 袋には名前が書いてあったが、それは亮司の知らない名前だった。 .
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