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「三瀬唯…知らねー」
亮司がそう言うと、真人は驚いた顔をして亮司のほうを見た。
「マジで言ってるのか!?」
そのオーバーリアクションに少々苛立ちを覚えながら、亮司は真人の話を聞いた。
「三瀬唯さんはね、俺らと同じ大学3年。でも病気してて、年は1個上なんだよね。
すっげーかわいくて、学内トップ3に入るってみんな言ってるぞ」
トップ3ってなんだよ、とつっこみたいところだったが、話がややこしくなりそうだったから亮司は口をつぐんだ。
「薬なら…急いで届けたほうがいいんじゃね?真人行って来いよ。俺メシ食ってくるから」
そう言って学食に向かおうとした亮司の腕を、真人ががっちりと掴んだ。
「お前も行くんだよ!」
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