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「行かねー」
亮司の無愛想な反応とは逆に、真人は驚いたような顔をして立ち上がった。
「何でだよ!」
「めんどくせーし。眠いから今日は寝る」
亮司が立ち上がってその場を後にしようとすると、真人が慌ててそれを引き止めた。
「かわいい子ばっかりなのにか!?」
亮司はため息をついた。
はっきり言って、女と楽しく飲みたい気分でもない。
「興味ねーよ。じゃあな、真人」
「あ、亮司」
真人がまだ何か言っているようだったが、それを無視して亮司は講義室を出た。
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