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科料の問題
わたしはシェイディンハルという街に向かっていた。
それはここにある大きな家を購入するためだ。
ニベネイ盆地を馬で走り続けること数十分後、ようやくシェイディンハルの門の前についた。
門をあけると、街はなかなか綺麗な光景だった。
右側には川が流れていて、その回りには大きな柳の木が数本立っている。
その川の奥に、シェイディンハル城が見える
「なるほど、例の闇の一党が住み着いているという噂を前に耳にしたが、街はそこまで悪くはないな。」
辺りは暗い。
気付いたらもう午後の7時半だった。
家のことを考えながら馬を走らせていたからどうやら時間すら忘れていたようだ。
「もうこんな時間か。とっとと城の中にいる伯爵にあって家の権利証を貰いに行くとしよう。」
わたしは城に向かって走って行った。
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