あの日の僕らは無我夢中

4/7
前へ
/15ページ
次へ
ペットショップの帰り道、暇なのでマックに寄ろうと脇田が言い出した。   「はっ?嫌だよ。今日はヤンバルクイナ買いに行ったんだろ。マックにいく暇なんてねぇだろ。」   僕は機嫌が悪かったので激しく反対した。   すると、脇田が   「おいおい、森山なに言ってんだよ。マックにヤンバルクイナ買いに行こうぜ。もしかしたら売ってるかもしれねぇじゃねぇか。」   脇田がとんでもないことを言い出した。   「そういうことなら最初から言ってくれよ。てっきりスマイルもらいにいくんだと思ってたぜ。」   俺は親友を誤解していた。   親友のヤンバルクイナを飼育したいという気持ちは誰よりも強かった。   そして2分後   俺たちはマックにたどり着いた。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

122人が本棚に入れています
本棚に追加