あの日の僕らは無我夢中

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マックから出た俺と脇田   脇田はなにやら苦しそうな表情を浮かべている。   脇田はマックのお姉さんに恋をしていた。   「俺、マジで胸痛ぇ。あのお姉さんのこと考えると胸痛ぇ。」   「お前が痛ぇよ。」   俺は脇田を連れて他のペットショップを探しに行こうと歩き始めた。   すると、見覚えのある奴が前のほうから歩いてくる。   同じ学校の生田だ。   「おい、脇田、生田がいるぞ。」   「生田には興味ねぇ。俺が興味あるのはマックのお姉さんだけだ。」   尋常じゃなくウゼェ 今日の脇田ウゼェ   すると、こちらに気づいた生田が話しかけてきた。   「森山、久しぶり!!なにしてんの?」   「ヤンバルクイナ飼育しようと思ってさ。今から買いにいくんだヤンバルクイナ。」   「マジで!?おもしろそうじゃん。俺も行くから一緒に連れてってよ。」   生田がついてきたそうなフェイスでこちらを見つめてくる。   「別にいいけど、ここらへんにあるペットショップしらない??」   俺は生田に尋ねた。   「さぁ?よく分からないね。ペットショップじゃなきゃダメ?マックは?マック行こうよマック。」   なに言い出すんだコイツ   マックとペットショップは関係ねぇ   すると、脇田が異様に食い付いてきた。   「生田いいねぇ、俺も丁度マックに行きたかったんだよね。奇遇だね奇遇。じゃあマック決定ね。」   脇田のテンションが異様に高い。   「お前は店員のお姉さんに会いたいだけだろうが。下心丸見えなんだよ変態。」   俺は脇田にそう言ってやった。   すると、脇田は満面の笑みを浮かべ再びマックに向かって走り出していった‥     続く……
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