そしてひとり

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戦争で廃れてはいるが店は数少なく健在していて 店を見つけては自転車のカゴにカップ麺と飲み物を詰め込む。 運が良い時には店にガスとコンロがあって、大好きなラーメンを食べる事ができる。 賞味期限が長い食品を作り出した人、ガスコンロを作り出した人には本当に感謝している。 寝る前には本屋で拝借した本を読み耽(ふけ)り、気付かず眠っていて朝。なんていうのを毎日々々続けて。 言葉を忘れない様に努力はしている。 時々、寂しくて泣いてしまうことがある。 だから人に会いたい。会ってこの寂しさを和らげたい。 この想いこそが今の生きる原動力なのである。
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