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私は今、凛に殺されかけています……。 凛は2年前、私が選んだ次期総長。 そして私が当時の総長であり、櫻姫と呼ばれている。 私の本名は櫻井桜稀(サクライサキ)。 チェリー社、つまりブランド・チェリーの本社社長の一人娘なんだ。 中学の頃、先輩に誘われ『Night Cherry』に入った。 当時『Night Cherry』はまだまだ弱くて、県3位くらいだった。 私は家庭が家庭だから小さい頃から防身術として武術を叩き込まれていた。 だから喧嘩は比較的強くて、族に入ってもなじめた。 族では『櫻』と名乗ったいた。(先輩のアドバイスで偽名にした。バレルとまずいしね。) 族に入って三ヶ月後、私を誘った先輩が引退し 後を継ぐような形で副総長になった。(実は私を誘った先輩が副総長だったんだ。) さらに三ヶ月たった頃、総長も引退し、なぜかガキの私を次期総長として指名した。 今でも謎ですよ? 今度会ったら聞き出しますからね?二代目サン?? まぁ、そんなこんなで私なりに努力していたら 中学3年の頃には『Night Cherry』は全国でも強豪と言われるようになった。 幸せだった。 でもその年の冬に……まあ色々あって、 引退して、 凛に族を押し付けて、 私は誰にもなにも言わずに……イギリスに留学した。 で、大学で必死に跳び級してたら2年で卒業し帰国。 その結果、凛に見つかり、捕まり、殺されそうになり、今に至る。 (はぁ…長かった)
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