本当はね

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「おはよ」 夜通し起きてた私には 発するわけない言葉だった その時の事はなかなか覚えてないけど 覚えてる事を書こう。 「おはよ」 の文字を見ても私は何も思わなかった。 その時はまだ高校に通っていた。 と言っても、全くと言ってもいいほど学校には行っていなかった。 ただ、また朝が来て深いため息をついた。 今日は何をされるんだろう 昨日は机にポスカで 「死ね、ブス。」 とわざわざご丁寧に、と。までつけて書いてあった。 そんな事を考えると とても君にメールを返す気にはならなかった。
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