三酷志

曹操、襲来

孔明は口を閉ざし、辺りをキッと、キツい眼差しで睨みまわす‥

孔明「‥確かに‥我が軍勢は曹操に比べたならば‥一割にも満たない程度の微量‥されども！その心映えは、曹操の兵士達の億倍!!遙かに凌駕しております！
決して、誰にも[敗軍の兵士]などとは呼ばせません!!
ましてや！あなた方には、言う権利どころか資格も有りません！
即刻、その首を差し出し、我が兵士達への謝罪の意を表しなさい!!」

一弥「‥いきなり、マトモな事を💧‥過激だが‥」

池田「ななな、何を馬鹿げた事を!!
首を差し出せだと？ふざけるのも大概にせよ!!💢」

孔明「そうでは有りませんか？
この地には十万を遥かに超える兵士を抱えていると言うのに‥曹操が来た‥と、言うダケで‥
一戦も交えず、早々と主君に降伏を薦める軟弱、惰弱な者が‥１人で10人、20人の敵を倒そうとしている我が兵士達を、侮り!蔑み!卑しめ!辱めるとは！
この孔明、断じて許せません！」

孔明は羽扇をビシッと前へ突き出し、その先を、周りの重臣達の顔へと順繰りに指し示しながら睨む‥

グース「別に、降伏なんぞ、薦めてはおらん！
儂はむしろ、開戦を望んでいるわい!!💢」

孔明「‥貴方は？‥」

グース「聞いて驚け！
孫家三代に仕え、武勇を示し続けし武将の[黄蓋]とは儂の事じゃ！」

孔明「‥公害？‥郊外？‥」

グース「黄蓋じゃ!!人を水銀やら田園風景みたいに言うな！💢」

池田「いくら我が国の兵士が強大かつ、強兵とは言え‥相手はそれを遥かに凌ぐ存在‥
百戦して九十九勝しても、最後の一敗で我が国は滅ぼされてしまう！それに、戦になれば民百姓が塗炭の苦しみを‥」

孔明「‥怖いの？曹操が？‥」

池田「‥味わう事は必須で‥え？💧」

孔明「そう、怖いの‥だったら寝てれば‥」

池田「あ？‥いや、ちょっと💧‥」
うっち～「をいをい💧‥」
一弥「‥まさか？💧」

孔明「曹操には、私達が立ち向かうから‥」

孔明はスタスタと歩き出し部屋の扉を開けた‥部屋から一歩出て立ち止まり‥

孔明「‥サヨナラ‥」

　　　　扉が閉まった‥
一同は唖然としているばかり‥

タロ「エ、エヴァ落ちかよ!!💦」

一弥「なら、俺達は？‥」

うっち～「‥ベッドで震えている[碇シンジ]‥ってか💧」