start

2/10
前へ
/106ページ
次へ
バサ 『○×殺人事件――――…』 バサ 『内定取り消し――――…』  世知辛い世の中になったもんだな… 「せちって……辛いの?」  陽は驚いた。なにしろここは男子寮。女子がいるはずはない。  しかし、今の声は確かに女の声。しかも、自分の心の中を読んでいるとなると、思い当たる節はひとつしかなかった。 「私は青山 琉依。陽くんの隣の席なんだけど……覚えてなくて当たり前か。入学2日目だもんね」    
/106ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加