『さしすせそ』

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 酒に酔ふ  淋し気に一人で       貴方を想いながら  酒に溺れる  騒がしい喧騒も  zawazawaとした外気も  samezameと泣く自分も  酒と共に呑み干して  盃酌み交わす 月見酒  静かな時を刻む音  静かに耳を澄まして  しみじみと酒を呑む  しみったれた恋も  静かな月夜の前では       ただの幻  涼やかな顔した月 眺め  過ぎ去りし日々 思い起こす  スリルあった修羅くぐり  スコールのような日々を       駆け抜けた  寸止めの幸せさえも       今は ない  背伸びしすぎた 大人の恋も  背を丸めた 子供の恋も  赤裸々に語れる 今ならば  狭い心で愛しては        いけなかったと  疎遠になった あの人を       奪った"友"から  卒業しよう       明日にも  卒業しよう     あの人との思い出から  卒業しよう      器の小さい自分から  蘇生させよう       昔の自分から      
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