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「…‥鷹ちゃぁーん‥」
花火、綺麗。
でも少し、霞んで見える気がする。
「どうした?」
「ごめんねー、俺なんかに付き合わせちゃってー」
きっと他の友達とか、可愛い女の子とか沢山いただろーに。
鷹ちゃん、カッコイーから。
モテる。
「バーカ。俺がお前と来たかったんだっつーの」
うん、惚れるよー。
「…マジで鷹ちゃん大好きぃー」
どうして、どうして離れなきゃいけないんだろ。
「知ってるし。来年も来よーな」
来年なんてないよ、鷹ちゃん。
「……ウン。ソーシヨー」
最後。
最後なんだよ。
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