666人が本棚に入れています
本棚に追加
/100ページ
ジリリリリリリリリ!
目覚ましが鳴り響く。
「う~ん・・・。」
目覚ましを叩いて止めた。
時刻は6時辺り。
まだ時間は余裕があった。
階段を降り、リビングにくる。
「おはよう、直也。」
「おはよう、叔母さん。」
「家にいる時位母さんって言いなさいよ!」
「かったるい。」
椅子に座り、朝食を食べる。
ご飯に目玉焼きに味噌汁、日本料理の基本的な物だ。
全てを食べて、着替えを済ませ、少しニュースを見た。
ピンポ~ン♪
「は~い!」
バタバタと音を立てて玄関に向かう叔母さん。
まあ、構わないけどね。
ニュースを見ていたら、後ろに叔母さんが立っていた。
「直也、アンタもすみに置けないねえ!」
「何、誰だったの?」
「行けば解るわよ。」
言われた通りに玄関に向かった。
其処にいたのは、昨日に友達になったばかりの彼女、真奈美だった。
「おはよう、直也さん。」
思考停止。
脳波停止、温和会話機能エラー、通常歩行機能エラー、緊急事態発生。
「何で此処にいるのぉぉぉぉ!?」
大声で叫ぶ俺。
「え?だって友達なら登校する時も一緒じゃないですか?」
「そういう事になるのは予想外でした。はい。すいません。」
彼女は少し落ち込んで、「私・・・お邪魔でしたか?」と言ってくる。
うっ、俺って涙に弱いよな。
くじけるな俺(もうこの時点でくじけてるけど)、何か言え。
「・・・支度するから待ってて。」
「はい!」
おれのばかぁぁぁぁぁぁぁ!
直也の叫びは、脳内で響き続けた・・・。
最初のコメントを投稿しよう!