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こんな感情、欲しくなかった。
果てのない絶望を感じながら、
ワタシは目を閉じる。
ここには、
何も有りはしない
ここは、
ワタシを悩ませるだけ。
目を閉じると、
半ば強制的に意識を失う。
いや、意識を失っているのかは解らない。
だって、目を閉じても開いても、真っ暗だから。
そもそも、瞼を動かせているのかも解らない。
本当に、分からないことだらけだ。
目を閉じる度に、
この闇が晴れることを願い
目が覚める度に、
望みが叶う事はないという絶望を感じる。
その繰り返し。
"光が…
光が欲しい…
希望を感じたい。
自分じゃない誰かの声が…
温もりが欲しい…"
ワタシの願いは、叶うことなく、闇に呑まれていく。
いつしか、
光を求める事も、
願う事も無くなった。
願っても、新たな絶望を観るだけだから…
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