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「大丈夫?なんか絡まれていたみたいだから…」
心配してくれている。
そこは良いのだ。
大事なのはこの少年が言ったこと。
『その子、僕の彼女なんだ』
彼女…
俺は女に見られている、ということ。
何故女に見られているのか、全ては姉貴のせい。
それは昨日のことだ。
「優くん。今日は私の誕生日だよね?」
「あ?そーだな…」
「おめでとうの一言くらいくれないの?」
「おめでとー」
棒読み。
気持ちが込もってない。
テレビ観てるときに話しかけないで欲しい。
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