男っぽい女

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「ほーら。ここに道具もあるんだよー」 「ま、まさかっ」 「優くん。顔小さいし、可愛いからきっと似合うよね」 は!? 冷や汗がだらだらと出てきた。 「やらないと慰め会だからね」 顔が笑っているけど、目だけが笑ってない。 俺には脅しのように見えた。 「はい、できたっ」 姉貴の人形になってから数十分で解放された。 「鏡よ」 渡されている鏡に映っているのは少年に見えなかった。 「優ちゃん。可愛いー」 「何だよ、優ちゃんって…」 姉貴にはびっくりだ。 ここまで上手に少年から少女にメイクするなんて。
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