~初めての男(ヒト)~

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「おっ、サムっお疲れさ~んっ」 っっ! めちゃ声がでかかったので、私は声のする方へ目を向ました。 そこにはアイパー頭のニッカポッカはいたいかにもいかつい男の人が立ってました… 「サム~、誰っ? この子達っ。 可愛いなぁ」 「ファンの子っ」 「裕子って言いますっ」 ああ~。 私ついてけね~(汗) なんだあの軽い男っ… 「へぇ、サムのファンなんやっ。 裕子ちゃんか~。 で隣の子は? さっきからおとなしいなっ」 いやっ…(汗) 私ですか? ソットシテオイテクダサイ… てな訳にもいかず、 「向日葵ですっ、コンニチハ」 「こんにちはってもぅ夜やでっ(笑) あっ、俺、雅樹なっ。 サムの所のマネージャーやねん」 「そう言えばいましたね♪ 雅樹さんっこの間のライブっ」 裕子はライブで顔見知りなんやっ。 と、心で会話しながら、私はまたまたおとなしく聞いてましたよ(笑)。 「所で向日葵は誰のファンなん?」 かっ、考えてなかった…(汗) うぅぅっ…。 だから私には関わらないで欲しいっ! しかも、しかも… もう呼び捨てですかっ! 「ルビーさんです…」 とりあえず、適当にメンバーの1人の名前を告げて後はずっと黙ってた私…(笑) 私の中で雅樹はチビでいかつく馴れ馴れしく、うっとおしい存在で決定(笑)。 私とは世界がかけ離れた人。 つまりは恋愛対象外ってのが第一印象であった。 それなのに…
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