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「朝だよ 起きなさい」   と言う声で目をさました 兄と弟はまだ夢の中   窓の外を見ると 昨日の夜に降っていた雪が止んで辺り一面 雪化粧   雪の降った朝はいつもより静かで  木が雪をかぶって重そうだった   家から小学校まで2kmの距離 いつもは、自転車だったのに 雪が降ったので歩いて学校に行く事になった   朝ごはんを食べ終わると行く支度をして 長靴を履き 玄関のドアを開けたら 30センチぐらい積もっていた雪の中にスコップ1つ分(約40センチ)の雪かきしてある小道があった   朝早くお母ちゃんが私達の為に 雪かきをしてくれていた   その小道を歩き道路に出た   誰も歩いてないと思って見ると 誰かの足跡が1つあった   その足跡は がに股で大きかった   足跡の上を同じに歩いて行くと ある場所で止まった   止まった場所は、いつもお父さんが仕事に行く為の乗り合わせの場所だった   あの足跡は   お父さんの足跡だった   大きくて がに股の足跡 なんだかちょっと嬉しかった
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