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(ぶっちゃけベビーカーって乗り心地悪いな……ガタガタいって尻が痛い。あと動きにくい)
心ではそんなことを考えながら瑞葉はベビーカーに乗って母親と共に商店街へと向かっていた。
内容は夕飯の材料を買うだけだが。
スーパーに着くと早速買い物を始める。母親はベビーカーを進めながら買い物カゴに次々と商品を入れていく。
「今日はカレーすか」
「うん♪」
「俺も早く食いたいなぁ」
カレーは食べたい。食べたいのだが、歯が不十分なのだ。赤ちゃんと言えばミルクだが、今まで味の濃いもの食べてきた人間には毎日毎食ミルクを飲めなんて言われるのは拷問に近い。
というわけで、買い物をするときはいつもプリンやゼリー、ヨーグルト等を買っていた。
勿論これらはおやつではなくれっきとした瑞葉の食料だ。
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