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「今日も暑かったわねー」
「そうだねー」
瑞葉が生まれたのは八月八日。夏本番である。最近一歳を迎え、大分体が成長してきている。
「瑞葉はアイスもう食べれる?」
「いや。まだ刺激が強すぎますね」
因みに喋っているのはもう自宅近くだ。辺りは薄暗くなってきて辺りに人はいないのでこうして喋っている。
スーパー等では流石に小声で喋っている。
「最初はびっくりしてたけど、気付けばもう一年経ってるのね。瑞葉が生まれてから」
「そうですね。俺もあの時うっかり喋っちゃってどうなる事かと思いましたよ」
これは正直な感想だった。生まれたきて親がこの人達じゃなかったら今はないかもしれない。
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