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ちなみに俺は今、グラウンドの隅で体育座りをしている…簡単に言えば、悟りの境地にたどり着いたんだよ。うん。
「……でも、本当にルイ君どうしたんだろね?」
「う~ん。原因が分からないとどうしようもないわよね…」
さっきから心配そうにスイーツさんや、ツンデーレさんがこっちをチラ見してるけど、今の俺にはそんなことどうでも良い。
っていうか、むしろ俺に対する心配のせめて10分の1を、その足で踏みつけてるウザコスタにあげてくれ。
「…はぁ…」
――そんな事を思っていると、知らず知らずの内に俺は深い溜め息を吐いていた。
……つか、なんでだろ。
俺、別に何も悪い事してないよな?
つい最近まで、ごくごく普通な人生を順調に歩んでたはずなのに…何だよ、この仕打ち。
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