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「んじゃ、お前ら。魔鉱石は行き渡ったか~?」
青空の下に広がる学園のグラウンド。
その片隅で、僕らは先生の声に耳を傾けながら、手のひらの上で光輝く直径10㎝程の鉱物に目を向けていた。
……っていうか、簡単に言い表せば、あれだ。武器錬成ってやつ。
だが、今の俺は失恋&美人天使の件につき、傷心中。
お陰で、使い魔の召喚に並ぶ、一世一代の二大儀式である武器錬成が始まるってのに気分はブルーを通り越してブラックだ。
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