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『可哀想なやつだ』
『誰だ』
少年は冷静に声のしたほうを見るがさっきまで回りが真っ白の世界だった筈が暗闇が広がっていた…
『大切な二人を殺されて復讐も出来ないまま死ぬなんて…』
『………』
少年は何も言い返すことができなかった…その通りだったからだ
『力が欲しいか?』
『………』
『全てを手に入れることのできる力が!』
『………ヨコセ………』
『ん?なんだって?』
『チカラをヨコセ…』
『聞こえんなぁ』
『力をよこせ!すべてを叶えられる力をよこせ!!』
『了承した…』
謎の男は両腕をだすと右の手のひらの上に白く輝く光の球体が現れる…そして左の手のひらの上にまるですべてを飲み込むようなどす黒い球体があった
『それは何だ?』
少年が聞くと謎の男はこう応えた…
『右の手のひらにあるのが全てを゛護る゛ことのできる力…左の手のひらにあるのが…全てを゛破壊゛する力だ…まぁお前ならどちらを選ぶなんて分かっているがな♪一様聞いておくか…゛護る゛か゛破壊゛どっちを選ぶ?』
『゛破壊゛だ俺の復讐を達成するには゛護る゛力ではだめだ…゛破壊゛だ…゛破壊゛の力をよこせ!』
『どうやら迷いは無いみたいだな…』
そう言うと謎の男は左腕を上げると黒い光が少年の胸に入っていく…
『!!!』
少年は自分の体の中に力が溢れだしていることが分かった…そして少年は
『あんたは誰なんだ?なんでこんなことができる?』
『………』
謎の男は人差し指で少年の額に触れる…すると少年の意識が朦朧としてきた少年はゆっくりと目を閉じて倒れ込んだ…
『俺の名前は…………ホシガミだ』
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